August 29, 2007
――YouTubeをはじめとした動画共有サービスでは、アニメの本編映像がアップロードされていますが、著作権者としてどうお考えでしょうか。

矢野:涼宮ハルヒのヒットでYouTubeなどの口コミ効果はあったと申し上げましたが、だからといって本編映像をすべて掲載されてしまうのは黙認できるものではありません。角川グループとしては、これまでも削除要請を行なってきましたが、これからもしっかり対応していくつもりです。ただ、個人的には動画共有サービスに対しては、Web上で行なわれるコミックマーケットを代表する同人誌即売会のような印象を持っています。

 例えば、こうした同人誌即売会でハルヒの原作を収録したスニーカー文庫を全ページコピーして頒布するのは許されませんよね。逆に、作品をベースに2次創作された同人誌などであれば、黙認というか頒布を許すことはできるでしょう。それと同じことがYouTubeなどにも当てはめられると考えているからです。

 そして、将来的に成熟してコミケのような存在を確立できれば、そこから才能も生まれてくるでしょうし、良いプロモーションの場になることも期待しています。
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